Eurythmie 2016/02/18 02:50:54

オイリュトミー版《日本国憲法を踊る》

来たる4月28日(木)、国分寺市立いずみホールにて、オイリュトミー版《日本国憲法を踊る》が行なわれます。

この『日本国憲法を踊る』は、もともと笠井先生のソロ作品として、大野一雄フェスティバル2013で初演され、その後、神楽坂セッションハウスでも二度再演されました。

今回は、朗唱含め総勢22名の出演者となります。

一夜限りの公演となりますが、是非多くの皆さまにご来場いただけたらと思います。

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オイリュトミー版
《日本国憲法を踊る》

構成・演出
笠井叡

出演
笠井叡

浅見裕子
上村なおか
笠井瑞丈
笠井禮示
鯨井謙太郒
桑原敏郎
小松宏佳
定方まこと
塩月伊作
寺崎礁
野口泉
原仁美

天使館フォルト・コース
難波加代子 宮原三千世 清水靖恵 高柳恭子 熊谷由起子 川上晶子 尾崎若菜 濱地真実 原嶋桂子

日時
2016年4月28日(木)
開場19時 開演19時半

会場
国分寺市立いずみホール

チケット
前売2700円
当日3000円

予約
info@akirakasai.com

Other 2016/01/25 02:53:42

美学校・合同公開授業《画家TOJUさんに聞く》

TOJUさんのトークイベントが、今週の29日(金)、美学校にて開催されます。

TOJUさんは仙台在住の画家で、僕の父でもあります。

仙台で40年近く活動していますが、いつからか美術界のメインストリームから外れて、なかなかアウトサイダーな変人になりつつあります。

今回、演出家の生西康典さんとのご縁や、思わぬめぐり合わせによってこの会が実現する運びとなりました。

どんな話しが展開されるのか皆目見当つきませんが、きっと何らかのインスピレーションを受け取ってもらえるのではないかなと思います。

1/29(金)

美学校
【合同公開授業】
(実作講座「演劇 似て非なるもの」+絵と美と画と術)

『画家TOJUさんに聞く』

19時開場
19時半開演
入場料1000円

当日はTOJUさんの作品も一点運びこまれ、実際に観ることができるそうなので、ご興味のある方、フラリとお越しくださいませ。

美学校のwebサイト→
http://bigakko.jp/event/2016/toju

TOJU研究ノートより

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Other 2016/01/04 02:57:11

謹賀新年!!

明けましておめでとうございます。

旧年中は、本当にさまざまな方に支えられながら、今までにない新たな活動を展開することが出来た一年でした。
お世話になりました皆さまに、心から感謝申し上げます。

たくさんの人や、物事や、作品や、身体とめぐりあいながら、眼に見えるものだけではない力を、これまでになく感じることが多かったように思います。

きっとどんな出会いも別れも、本当の関係性は、メタモルフォーゼしてゆくことのなかにこそ築かれるものだと強く実感しました。

千年一日の眼ざしからすれば、なにごとも一瞬の生滅なのかもしれませんが、それでも常に新しく変容し続け、今年も踊りに邁進したいと思います。

年明け早々には、天使館の公演、オイリュトミー版『日本国憲法を踊る』の稽古が再開します。

そして、四年振りとなるCORVUSの新作公演の準備も進んでいます。

秋には、自分自身初めての挑戦も待ち受けていて、いよいよ大きな正念場を迎える気分です。

元旦、まだ闇深いなか、木漏れ日ならぬ木漏れ月に照らされながら、武蔵御岳山に登り、初日の出を拝んできました。

世界はもう予断を許さない状況ですが、一呼吸一呼吸を大切に、皆さまにとって健やかな良い年となりますことを願っております。

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

平成28年 丙申

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Other 2015/11/19 02:59:25

35歳

私事ですが、11月14日、35歳の誕生日を迎えました。

Facebookやメールなどでお祝いメッセージ下さった皆さま、直接お声がけ下さった方々、どうもありがとうございます。

当日は『蝶たちのコロナ』日独伊三カ国語ヴァージョンの最後のゲネプロで、稽古後、天使館の仲間がお祝いして下さりました。

誕生日だったので、自分の人生のこれからが頭をよぎりますが、同時に、いま世界がどこへ向かおうとしているのか、むしろそのことで心砕かれます。

、、、僕は、世界というのは、身体でもある、と思っています。

そして、身体というのは、言葉から創られると思っています。

僕の身体のなかには、鏡に映る個人の身体だけでなく、両親や、兄弟や、先祖代々とつながっている見えない身体があります。

東北に生まれた者としての身体、人種や日本民族全体と通底している身体もあります。

あるいは、空気や、水や、熱など自然界のエレメンタルをまとった身体、

石や花や木々、虫や魚や鳥や獣たちなどと共有している身体性もあると思います。

そして、今は亡き人、恋人、親しい友人、これから地上に生まれてくるだろう誰かとも、身体は繋がっていると、、、。

だから、僕は世界に対しては、この身一つで向き合いたいです。

身一つで踊る身体は、だから、世界と踊っているのだと思います。

あまりにアンバランスな時代に対して、常にそのアンチとして、均衡を回復しようとするために。

誤解を恐れず白状しますが、かつてテロリストになりかねなかった僕にとって、世界にたいする最終手段は、もう踊りしかないです。

いま、世界と身体と言葉はバラバラになって、ほとんど崩壊寸前な気がします。

少しでも創造的な方向へ舵を切りたいと、バカなくらい必死でやっていこうと思います。

かといって悲壮感よりも、むしろ楽しい気分ですが。

「はじめに言葉ありき」という言葉を語ったのは人間ですから、世界と身体と言葉は、人体を通して一つに結ばれ、どんな破壊的な虚偽の時代でも、人間を通してのみギリギリの均衡を保つことができると、心に強く想います。

35歳の抱負「身体作りに励む!!」です。

皆さま、これからもどうぞ宜しくお願い致します。

Other 2015/11/08 03:01:44

wwfes white 2015『AU(アウ)』

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12月4日(金)〜13日(日)、森下スタジオにて開催されるwwfes2015。

NY在住のダンサー・振付家、山崎広太さんを中心に、Body Arts Laboratoryが毎年開催しているこのwwfesですが、今年から新たな試みとして、四名のアーティストによるキュレーター制のプログラムが組まれております。

僕は舞踏家の大倉摩矢子さんの企画で、音楽家の藤田陽介さん、水墨画家・美術ライターの鮫島圭代さんとのコラボレート作品『AU』に出演致します。

今回、建築家の木内俊克さんが森下スタジオの空間をデザインしており、フェス期間中にさまざまなパフォーマンスが行なわれるなかで、どのように空間が変容していくのかも見所です。

この『AU』は、2015年1月に行なわれたwwfes white 2015 プレイベント「アジア的身体について」で、「音・身体・墨―共鳴からうまれる滲み」と題して試演会を行ないました。

そこから今回の本公演に至るまでの創作過程は、写真家の久保貴弘さんの記録によって、Facebookページ「Nijimi-滲み」、およびWebサイト「AU」にて公開しております。

本番はフェス初日、12月4日(金)19:30です。

以下、キュレーター大倉摩矢子さんより↓

《この企画への出演がきっかけで初めて会った三人。打ち合わせや稽古のたびに時間と空間を共有し、積み重ねてきました。一人一人の持っている世界が交差し、響き合い、墨の滲みのように空間を染めていきます。その時その場限りの予期せぬ瞬間、『AU(アウ)』を、ぜひ観にいらしてください。》