KENTARO KUJIRAI コンペイトウ
2025/01/01 13:04:26
「からだの原風景」展〈舞踏計画 剝製の光へ〉仙台公演関連企画
ひるがえって、東北・仙台のジオグラフィー/ヒストリーとその文化的水脈を掘り起こしてみる。歴史からこぼれ落ちた記憶、失われたモノ・コトたちが、途端に、からだの奥底に陽炎のようにゆらめきだすのを感じる。
それらは私たちの足もとで、一体どんな姿で蠢き、その声なき声はいま何を語るのか・・・
「からだの原風景」展は【上映】【トーク】【パフォーマンス】【展示】の4本柱からなるエキシビション。
「うぶすな」
「土方巽」
「詩」
「水脈」
「都市」
「オルタナティヴ」・・・
果てしないキーワードを掲げ、連日異なるトーク・ゲスト/アーティストと共に、エキセントリックな視座から多様な原風景と未来の身体の在りかをまなざす。
「からだ」は「最後の自然」
その来し方行く末を、私自身に、そして、あなたに問いかけたい。
鯨井謙太郒
会場:Gallery TURNAROUND
仙台市青葉区大手町6-22 久光ビル1
会期:2025年1月21日(火)-1月26日(日)
11:00-19:30 *最終日のみ17:00まで
〈プログラム〉
上映
▶︎舞踏家・土方巽が東北回帰したともいわれる1972年の公演《燔犧大踏鑑・四季のための二十七晩》より『疱瘡譚』全編(90min)を仙台初上映。舞踏史に燦然と輝く記念碑的作品。今も観るものの心を揺さぶってやまない舞踏映像は必見。出演:土方巽、アスベスト館(有料)*初日1/21のみ上映なし
▶︎「遠野物語」詩と舞踏~故郷の原風景を求めて~(30min)
柳田國男の『遠野物語』をテーマに岩手県遠野市を訪ね、その世界を詩人 城戸朱理とダンサー 鯨井謙太郒・野口泉が新たに解釈し、詩と舞踏で表現するアート・ドキュメンタリー(無料)
トーク
さまざまな分野の研究者や表現者、活動家を各回のゲストに迎え、仙台・東北の原風景の豊かさと未知の可能性を、その〈内/外〉から複眼的に問うトークの会。(無料)
パフォーマンス
「詩」「身体」「音」「美術」など、異なるバックボーンを持つアーティストが、自身の原風景を巡り、日替わりで織りなすパフォーマンス。(有料)
展示
▶︎土方巽アーカイヴ(慶應義塾大学アート・センター)所蔵の土方巽の舞踏資料(写真・映像・衣装、舞踏譜・音声など)
▶︎仙台を拠点に活動し、2021年に急逝した画家TOJUの作品&研究図
〈各プログラム・タイムテーブル〉
▶︎1/21-1/26【11:30-12:00】『遠野物語』詩と舞踏 上映 30min [無料]
▶︎1/22-1/26【13:30-15:15】土方巽『疱瘡譚』上映 90min & 解説(森下隆) [入場料1,000円] *初日1/21のみ上映なし
▶︎1/21-1/26【15:30-16:45】トーク・イベント[無料]
▶︎1/21-1/25【18:00-18:40】パフォーマンス[入場料1,000円]
*有料プログラム(『疱瘡譚』上映&パフォーマンス)は要予約
お問い合わせ:kentaro.konpeito@gmail.com
【トーク・スケジュール】15:30-16:45
▶︎1/21(火) 〈舞踏への呼び水〜鯨井千佐登の民俗研究を巡って〜〉鯨井謙太郒(振付家・ダンサー・オイリュトミスト)
▶︎1/22(水) 〈土方巽の舞踏と東北〉ゲスト:森下隆(舞踏研究、慶應義塾大学アート・センター)、藤原峰(映像ディレクター)
▶︎1/23(木) 〈「今・ここ」から立ち上がる詩〉ゲスト:一方井亜稀(詩人)
▶︎1/24(金) 〈水の都の見えない水〉ゲスト:一力徳子(「四ツ谷の水を街並みに!」市民の会)
▶︎1/25(土) 〈ローカル/分野を越えた芸術のゆくえ〉ゲスト:三浦宏之(一般社団法人Co-production of art Works-M 代表 作家・美術家・アートディレクター)
▶︎1/26(日) 〈今、新しく「うぶすな」を問う〉ゲスト:八巻寿文(舞台照明家・美術家・防災士)
【パフォーマンス・スケジュール】18:00-18:40
●1/21(火) 中里広太 × 定方まこと
●1/22(水) 富田真人 × 鯨井謙太郒
●1/23(木) 千葉里佳 × さとうあつこ
●1/24(金) APE TOPE × 金森裕寿
● 1/25(土) APE TOPE × 野口泉
宣伝美術・空間構成|金森裕寿
舞台撮影|鳥居良禅
オブジェ|TOJU「青葉山の三の丸の空間」
主催
KENTARO KUJIRAI コンペイトウ
助成
公益財団法人仙台市市民文化事業団
協力
慶應義塾大学アート・センター/土方巽アーカイヴ、土方巽アスベスト館、城戸朱理、小野田桂子、zeropoint、新しいからだ舎、月のピトゥリ