CORVUS
親愛なるアルトーさんへ “Pour M.Artaud”〈東京公演〉
2016.9.10-11
- 構成・演出・振付・出演
- CORVUS(鯨井謙太郒+定方まこと)
- 舞台監督
- 三上周子
- 照明
- 石関美穂
- 音響
- 角田寛生
- 宣伝美術
- 0.3086mGal/m
- 映像記録
- PLASTIC RAINS
- 主催
- CORVUS
- 制作
- コルヴスオフィス
- 共催
- 神楽坂セッションハウス
- 後援
- 思潮社
2016.9.10 sat / 11 sun
神楽坂セッションハウス
《CORVUS Eurythmie Performance 親愛なるアルトーさんへ “Pour M.Artaud”》〈東京公演〉
この作品は、フランスの詩人、俳優、小説家、デッサン画家であると同時に、精神病患者、麻薬中毒症患者でもあった、アントナン・アルトーの言葉をテキストにしています。
アルトーは、1937年から1946年までの9年間、いくつかの精神病院に監禁されていましたが、1948年の3月4日、フランスはイヴリーの地においてその生涯を閉じるまで、膨大なテキストやデッサンを書き残しました。
それはみずからの生を生き直し、奪還する行為でありつつ、人間の身体構造を作り直すための想像を絶する闘いであったのではないでしょうか。
奇しくも2016年は、アントナン・アルトー生誕120年となります。
もはや、生身のアルトーの身体を見ることはできませんが、アルトーをしてかく語らしめた衝動の源泉は、いまもなお生きているように思います。
そして、アルトーが遺したその比類ない言葉の数々を、オイリュトミーの技法を通して、身体の「動き」として辿りつつ、生き、呼吸することができたなら、アルトーの身体を貫いていた衝動の源泉が、今ここに、再び立ち現れてくるかもしれないと予感します。
(当日パンフレットより)